ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

天然少女EX

The Willard / Speed Was Best Friend (1990)

1990年7月、日比谷野外音楽堂でのライヴを納めたビデオだ。

このライヴの想い出といえば・・・ライヴがある2日前の深夜から当日の朝まで、高校の同級生3人と伊豆へ旅行に行ってたのだ。修善寺だっけかな。あれ?‘90年といえば高校を出て2年目だけど・・・一緒に行ったメンバーは高校3年のときのクラスメイト、部活が一緒だったヤツ、小学校の時に同じクラスだったヤツ・・・そこそこ交友があったメンバーだけど、なんでこのラインナップで、高校卒業1年以上経ってから俺にお呼びがかかったんだろ?

まあいいや。その中の1人が高校卒業後、プリンスホテルに就職していて、系列店に安く泊まれたんだよな。

金曜の深夜、白いワンダーシビックに男4人で乗り込み箱根に向かったのである。友人のシビックはオートマで、たしか1500ccのSOHCエンジンだったかな。まあ、スポーティなグレードではなかったと思う。旅行に行くのに、夜中に家を出るって楽しいよね!・・・もう今は、体力的に出来そうもないけど。

さてここまで書いてみて、旅行に使った自動車の色やエンジンの仕様にまで言及しているのに、ウイラードのライヴについてまったく書かれていないわけだが・・・まあ待て、焦るな。

箱根まで行って何をやったんだっけ・・・?具体的になにをして遊んだのかがまったく思い出せない。そりゃそうだ20年前のことですもの。断片的に覚えていることを書き出してみよう・・・

■夜が明けて青い空の下、伊豆半島の海沿いの道をクネクネと走っていた記憶はあるな。天気もいいし海も見えるんだけど、崖の上のクネクネ道だから交代で番がきて運転していた俺は景色どころじゃなかった。

■途中、土産物屋に隣接しているゲームセンターに入ると、そこのおばさんはにこやかに「いらしゃ~い」と迎えてくれた。しかし、ゲームをやらないで数分間座って休み、そのまま店から出て行こうとしたとき、おばさんは「休憩所じゃないんだよ!」と怒ったので、それを聞いた俺は瞬時に死にたくなった。周りのヤツらも一瞬でどんよりとしてしまった。

■寝るときの枕トークは、高校のときの話題が中心だったと思うが、もういない、高校の同級生女子のことを話してたのか・・・ん~、なんとも。

■冷房の温度調整が低いままつけっぱなしで眠ってしまったら、翌朝1人が風邪をひいたとか言い出して、朝食のときにホテルから風邪薬をもらった。

・・・なんじゃこりゃあ、あんまし楽しそうじゃないなあ。しかも具体的に何をして遊んだのかが出てこない。海に入った記憶もないし・・・単に行って帰って、ホテルに割引料金で一泊しただけじゃないか。純粋に道中を楽しむ旅行だったのか?それにしても、道中だってゲーセンでおばさんに怒られたことしか覚えてない。

・・・っていうか、ウイラードのライヴについて一言も書かないうちに1.000文字超えてしまった・・・

そんで旅行2日目の帰り道、家には向かわずそのまま日比谷に行ったのであった。けっこう渋滞渋滞で開演時間は迫るし、超焦ったね。

途中、信号で止まろうと思ったらタイヤがギィーーーー!!と悲鳴を上げて「なんだなんだ?そんなに強くブレーキングしてないぞ!」と思ったら、それは後の車が踏んだ急ブレーキだったよ。超焦った・・・って、あ~またこんなことを思い出してしまった!

そして、もうすぐ日比谷だってときに、ものすごくオシッコがしたくなって大変だった。20年経っても覚えているぐらい大変だったな。日比谷公園に着いて、旅行の一行はロック仲間ではなかったので俺1人シビックから下車し野音へ。うわーオシッコしたい!ライヴ始まりそう!!チケットをモギられてゲートをくぐり、すぐさまトイレに駆け込んで、溜りにたまった尿を放出した後、ダッシュで客席に向かおうとしたそのとき、ウイラードの演奏が始まったのであった。

・・・おしまい。

うわ、終わっちゃった。後のことは発売されたVHSを観てよ。

ウソウソ、分かったよ、書くよ!ちょっとだけ。

このときのラインナップはJUN、SHIN、ANAI、KYOYAだよ。席に着く前に演奏が始まっちゃったんだけど、それは本人が自分達の前座をやるってゆう感じで、洋楽カヴァーを何曲かやったのだ。

何やったんだっけ?『Slow Down』とかだっけ?違ってたらすいません。

カヴァーの演奏が終わって一度バンドがはけた後、先に到着していた友人2人と挨拶を交わし、本編を待つ。

SE、ストーンズの『We Love You』にのってメンバーが再登場して始まったライヴは・・・それまでの集大成的な内容だったし、野音だし、アンコールで当時脱退していたベースのKLANもギタリストとして登場したりと盛り上がった(もちろん自分も)んだが、冷静に思い返すと演奏を間違えているのかそうゆう新しいアレンジを施しているのか分からなくてハラハラする場面があったり(まあアレンジしているんだけど、このときのはちょっとそう感じた)、音のバランスが悪くて聴きにくかったりしたかな。ゲストのキーボードも100%は活かしきれていなかったような。

2000年代に入ってからのライヴの方が安定感があると思う。JUNのルックスも、このときより今の方がシャープでカッコいいし。

商品化されたVHSも、SHINのギターがずいぶんと細い音になっているし、せっかくANAI&KYOYA期のリズム隊なのに音質が軽い気がするなあ。

まー今のライヴを観ようっつうことだな!ハハハっ!

あ・・・あと、本編の途中、隣の席に黒い服を着た薄幸そうな女の子が遅れて入ってきて座り、アンコール前のインターバルの間に「“3Years”はもうやっちゃいましたか?」って聞かれたんだっけ。まだやっていませんよ。そんでちょっとの間会話を交わし、厚かましくもこちらのツレのうち1人がタバコを1本分けてもらったんだが、『3Years』を含むアンコールがい終わった後、退場する群集に流されるようにお礼も言わずフェードアウトするように立ち去ってしまったのだった。ごめんなさい!

そんな感じで、ライヴ・レポでもVHSのレビューでもないような感じでこのまま終わるぜ。これじゃウイラードじゃなくて20年前の伊豆旅行の想い出だ。しかもかなり断片的な。

まあいつものことだからな!検索でたどり着いて初めて読んだ人、残念だったね。いつもこんな感じですよ~ん。

いや~、メンゴメンゴ!!

THE WILLARDTHE WILLARD

(2009/01/26)

The Willard

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