ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

冬の桑港

昨日穿り返した大宮フリークスの予定表に、“昭和64年”の定期券が挟まっているのを見つけた。

当時私は高校生。通学は自転車だったので、これはアルバイト先に通っていた定期券。

ケンタッキーフライドチキンでアルバイトをしていた。

この定期券の期限は昭和64年1月4日。

その3日後、“昭和”が終わった。

寒い日だった。今まで経験したことのない大きな出来事だったので、店が開くのかどうなのかと思ったが、営業は通常通り始まった。

たしか、小さなリボンを安全ピンで袖に留める形で喪章を付けて業務を行った。

男子である私は完全に厨房担当。

厨房は客側からは完全に見えない造りだが、私も喪章を付けてフライドチキンを揚げた。

そうだ、ケンタッキーで思い出したが・・・

ケンタッキーといえば、なんかあのすんげー圧力釜でチキンを調理するとき、ひとつひとつ動作を確認しながら言う掛け声があったんだよな。

「クックボタンOK!」

「バルブOK!」

「プレッシャー・ゲージ上昇中!」

「ターゲット・スコープ、オープン!」

「エネルギー充填、120%!」

「電影クロス・ゲージ、明度20、距離、10宇宙キロ!!」

波動砲、発射10秒前!!対ショック、対閃光防御!!」

「5・・・4・・・3・・・2・・・1・・・発射!!」

みたいな感じでやってたなあ・・・

顔を油でギトギトにしながらバイトしていた。

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