ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

泣いて盛り場 大阪編

U2 / アイリッシュ・オクトーバー (1981)

U2 / October

U2の足跡、デビューから『ヨシュア・トゥリー (The Joshua Tree)』までは作品を重ねるごとにクオリティが上がっていき、順当に成長しスケールが大きくなってきたというのが概ね共通する評価だろう。

ヨシュア・トゥリー』、とくにアナログ時代でゆう“A面”の完成度はとてつもない。

かといって、他のどのアルバムが劣っているとかの問題ではなく、どのアルバムにもそのときにしか放てない魅力があり、ブライアン・イーノ、ダニエル・ラノワがプロデュースした作品も素晴らしいし、スティーヴ・リリーホワイトが手掛けた初期三部作こそ自分にとってのU2像だという声も少なくない。

そこで2作目の『アイリッシュ・オクトーバー(October)』だ。

これは出来れば冬、夜明け前ぐらいの時間帯に車を走らせながら聴くとたまらない(おっと、また話の流れが怪しくなってきましたよ)。

エッジのギターは音色もしかり、ブルースを経由していない当時としては新感覚の、ギター・スタイル、フレーズがどことなく、ひんやりとした空気にマッチし、これから明けようと紫色の空と調和する。

世界に羽ばたき、後にアメリカ南部の音にも触れるようになることとなる彼らだが、3rdアルバム『WAR(闘) 』までスティーヴ・リリーホワイトが作ってきた音は、出身地アイルランドの気候を映し出すようにピリリと身が引き締まる感じの冷気が感じられる。

メッセージは熱いが(あくまで音響的な意味での)音はクールだ。

10何年前、細かいシチュエーションがどうだったのか忘れたが、寒い季節の空が暗い時間帯にを走らせ、カセットテープでこの『アイリッシュ・オクトーバー』を聴くとハマった。

ユーミンの『中央フリーウェイ』を聴きながら中央高速を走ったり(やったことないけど)、水森かおりの『五能線』を聴きながら五能線に乗ったり(これもやったことない。いつかやってみたい)するくらいハマった。

ピンク・フロイドも『ザ・ウォール』より前の作品のうちいくつかは、夜のドライヴをしながら聴くとハマる。

U2は音だけをとってリスナーの環境に合わせたBGMとなるバンドではない。その歌詞、メッセージ性が重要なバンドだが、今回は音のことだけにしよう。

何故なら、ま~今日書くのはこれくらいでいっか!と思っているからさ。

そして、今後よほどのことが無いかぎり、夜明け前に車を走らせてこのアルバムを聴くことがなさそうなのは、10何年前とは体力が違い、深夜から明け方はフツーに眠い、というかどこをどうやっても、もはや完全に寝ている時間なのである。

・・・っていうか、これから暑くなるっつう時期に寒いときの想い出を書いてしまった。

おしまい。

October(DELUXE EDITION)October(DELUXE EDITION)

(2008/07/22)

U2

商品詳細を見る