1988年8月27日 埼玉会館大ホール / HEAVY METAL DAY'S Vol.7
■出演■
ティルト
クライスト
ウルフ
アンセム
エックス
この年のDAY'Sは、ラインナップ的に粒ぞろいになったが、前年のようなお祭り的なウキウキ感が後退していたような気がする。
“メタル・インディーズ”の枠で考えると、やはりピークは'87年か。
前年、「ぶっ壊れた44マグナムで超グラムでパンクでロックンロール」なパフォーマンスで凄くかっこいいと思ったデランジェは、VoがDizzyからKyoにチェンジして方向性を試行錯誤中で、非常に寒いステージを展開してしまった。
まだ、リスナーは以前のように過激なスピード・ナンバーを期待していた時期だが、バンドはBOØWYやバクチクからの影響をどうやって反映させようという時期で、完全にチグハグなライヴだった。
その後、1stアルバムに至る過程で、メタルから耽美なビート・ロックへの転換がかなり整理されて、後世のヴィジュアル系に繋がる音楽性が完成するのだが、それはもう少し後のこと。
あれー?、Xも出てたのか、チラシ見るまで忘れてた。
このときは、アルバムも発売し、インディーズで敵無し状態だったはずだが・・・
この年の正月、中野公会堂でのイベントで初めてXを見たときの衝撃、そっちの印象の方が強いなあ。
まだアルバムは出してないとき。
目潰しライトに映し出された5人の金髪怒髪天。なんじゃこいつら??
曲がとにかく速いしバイオレンスな空気が充満してるステージは圧巻だった。