ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

書籍・雑誌

ワナ・ビー・ゴッド

伊坂幸太郎 / 陽気なギャングの日常と襲撃 この本は、今年の夏に行った青春18きっぷの旅で、お供に持って行ったんだけど、読み始めて10分程で持参したことを後悔したね! これって『陽気なギャングが地球を回す』の続編じゃん!肝心のそっちを読んでないよ!…

アイム・ノット・ザ・セイム・ウィズアウト・ユー

福井晴敏 / Twelve Y. O. 『機動戦士ガンダムUC』の作者でもある、福井晴敏のデビュー作だ。 物語の概要が段々と立ち上がってくる、だいたい2/3ぐらいまでは読んでいて温度が上がってくるのを感じたんだけど、クライマックスあたりで息切れしちゃったかなあ…

ルーパーツ・トラヴェルス

椎名誠 / ロシアにおけるニタリノフの便座について タイトルを見て、ロシア紀行の本かと思ったら、ロシアのことは最初の一章のみで、万年筆やら、教習所やら、カヌーやら、日本各地の祭りやら、様々なテーマで書いている、まあいつものエッセイでいつものよ…

ヘル・オア・ハレルヤ

伊坂幸太郎 / 砂漠 大学生の合コン、大学生の麻雀、大学生ボウリング、大学生の海水浴、そして大学生の恋愛と、この俺様とはまったく相容れないアイテムが次々と出てくるという、恐ろしい小説だが、さすが伊阪幸太郎の文章は、文字を目で追っいく感触がよく…

ホェア・ボーイズ・フィアー・トゥ・トレッド

五木寛之 / 旅の終りに これは、レコード会社を舞台とした小説三部作の最後にあたる作品で、『艶歌(1966年)』、『海峡物語(1977年)』に続いての物語だそうな。前二作は未読。本作は1986年発表で、舞台もだいたいその頃の話だな。 苦境に陥っている演歌部…

ザ・ガール・イン・ザ・ダーティ・シャツ

柳美里 / ルージュ 化粧品会社に勤める女の子が、ひょんなことから自社のCMキャラクターに抜擢されちゃって、周りから必要とされている自分と、そうじゃない本人の気持ちとの間で葛藤があったり、おっさんと恋愛みたいな感じになったり、「こりゃーなんかサ…

ユー・アー・クレイジー

宮部みゆき / 魔術はささやく これは読んでいて、途中で集中力が切れたのか、後半のストーリー把握がグダグダになってしまった。なんかねえ、脳が作業を放棄してしまったみたいで! 途中、主人公の少年が、学校で起こった窃盗事件の犯人だと疑われるあたりで…

ホワイ・ドント・ユー・イート・キャロッツ

向井 康介 / リンダ リンダ リンダ うわー!女子高生が主人公のバンドもの小説読んじゃった!わーい!女子高生大好き…じゃなかった、青春バンドもの大好き! 館山のブックオフで買ったんだよ。ひゃくごえんで。 そもそもこれは、映画版をずっと前に観たんだ…

ロール・ザ・ボーンズ

大槻ケンヂ / 90くんところがったあの頃 これはずっと書店の店頭で見かけつつも、「今、90年代を振り返るのもな~、それにあまりにもちょっと、お手軽エッセイ過ぎる気もするし」とか思ってスルーしていた。そして今、「もう2012年だし、そう、ここはグッタ…

シヴィル・ウォー

岩井恭平 / サマーウォーズ 映画版の『サマーウォーズ』は、まっっっったく予備知識なしに、テレビ放映されたのを“ながら”で観ていたら、「ストーリーがよく分かんないけど、なんだか眼がチカチカする映画だなー」とか思って途中で観るの止めちゃってだね、…

テンゴ・ナ・ミンチア・タンタ

伊坂幸太郎 / チルドレン オイラ、長編小説に比べて、短編集というのはほとんど読まない。小説って、どれだけその世界観の中に入り込んで、目の前にある現実から離れられるかが勝負なので、短編だといいトリップ感を味わう前に終わってしまう感じで、あまり…

ウィル・オ・ザ・ウィスプ

大槻ケンヂ / サブカルで食う 就職せず好きなことだけやって生きていく方法 冒頭でオーケン本人が「釣り感全開なタイトル」と書いているとおり、釣り感全開な新書…というかね、まあそれはとり方しだい…つうかさあ、これ読んで、まんま参考にしてどうこうしよ…

すべての若き野郎ども

大槻ケンヂ / サブカルで食う 就職せず好きなことだけやって生きていく方法 読了したら感想書く。 サブカルで食う 就職せず好きなことだけやって生きていく方法 (2012/04/28) 大槻 ケンヂ 商品詳細を見る

炎の聖書

大槻ケンヂ20年間わりと全作品(CD付) 大槻ケンヂ20年間わりと全作品(CD付) (2008/06/21) 大槻 ケンヂ 商品詳細を見る 以前、『オーケンの のほほん日記ソリッド』を取り上げたとき、「そこに登場する“宿無し君”は実在するのかオーケンの創作による架空の人物…

蛇皮服のカウボーイ

ぴあ / 8月4日18日 合併号 (最終号) 今号で休刊になる『ぴあ』を買った。 なんかあれね。世間的にも自分の中でも、近年インターネット環境が整ってからは、情報源としての役割はすでに終わっていて、今回購入したのも、「記念品として1冊、手元に置いてお…

恋のジャンクション

昨日のエントリーとは時系列的に逆となるが、ウイラードのライヴに先立つこと数時間、私は渋谷のパルコ内にある書店、リブロにいたのであった。 ダイアモンド☆ユカイが本を出すということで、もう最近はネットで購入することがほとんどとなっていたが、なに…

ディヴォーテッド・トゥ・ユア・フィア

大槻ケンヂ / オーケンの散歩マン旅マン 先日、インド関連の本のことを書いたときに、ちょっとだけこの本も登場したのだが、実はそのとき、まだ買ったばかりでちゃんと読んでいなかったのだ。その後読了した。 一応、紀行ものであって、海外の話まで書いてあ…

悪魔のドクター・ラヴ

有川浩 / 空の中 むむむ…面白かった。SF,UMA物であり、青春物であり、自衛隊物でありと、それぞれの要素がそれぞれに始まったり、バッっとまとまったりしながら読む者を引き込む構成力。それに加え、高知弁での会話も魅力的に描かれており…と、Amazonレビュ…

トレイル・オブ・ティアーズ

梅雨はまだ明けていないが、暑い(と、なんだか日記のような書き出しでスタートしてみる)。 日本の長髪ロックンロール・バンド、ZIGGYとSHOCKのミニ・アルバムがほぼ同時に出た1987年の夏、高校生だった私はバンド仲間の部屋でその2枚を聴きながら、「うわ…

ダイナマイト・インタールード

駅弁ひとり旅 ①~⑤巻 / 櫻井寛監修・はやせ淳作画 漫画を読む習慣がほとんどない我輩の手元に何故、この5冊があるのかというと、ツタヤのコミックレンタルで借りてきたからであります。 コミックレンタルもほとんど利用したことないんだが、何故今回借りてき…

Let's Go 少女時代!!

ロックジェット Vol.42 表紙&巻頭はヒロト。あと『闇に吠える街』のボックスセットに絡んで、ブルース・スプリングスティーンの特集があったり。 そんでもってドアーズの映画『ドアーズ/まぼろしの世界』の特集ではシャケが映画について語っているのと、以…

ライトニング・ストライクス・アゲイン

石田ゆうすけ / 行かずに死ねるか! 自転車で世界一周、7年5ヶ月を要し9万5千kmを走破するとゆう途方も無いスケール感だ・・・と、当たり前の感想しか出てこないが。 7年5ヶ月といったら小学校に入学してから卒業するまでより長いし、中学高入学から高校卒業…

ラウダー・ザン・ヘル

平山瑞穂 / シュガーな俺 ネットでたまたまその存在を知り、“世界初の糖尿病エンターテイメント小説”と銘打ってあったので、「BOOK OFFの105円コーナーじゃなくて、今回はフツーの価格コーナーにでも、あったら買ってみよう」と思って探したら、あったよ・・…

デス・アンド・ダイイング

椎名誠 / 新宿熱風どかどか団 『哀愁の町に霧が振るのだ』『新橋烏森口青春篇』『銀座のカラス』『本の雑誌血風録』ときて、いよいよ椎名誠がサラリーマンを辞め物書きとして独立、“本の雑誌”も株式会社となる『新宿熱風どかどか団』。 ここから先の道のりは…

ベスティアル・インヴェージョン

椎名誠 / 本の雑誌血風録 『哀愁の町に霧が降るのだ』『新橋烏森口青春篇』『銀座のカラス』ときて、この『本の雑誌血風録』では、椎名誠が百貨店業界誌の編集長からプロの作家になる過程と、「働いていると好きなだけ本が読めない」という理由から、椎名の…

インヴェイジョン・オブ・ユア・プライヴァシー

綿貫智仁 / リストラなう! まず、届いた本の厚さを見て少し驚いた。あの、2ヶ月間の文章をまとめるとこんな分厚い本になるのか。計算すればわかるだろって話もあるが、ブツを手にした実感として。 ・・・もちろんたぬきち氏が書いたエントリーだけでなく、…

デリヴァー・アス・トゥ・イーヴル

椎名誠 / 銀座のカラス 『哀愁の町に霧が降るのだ』『新橋烏森口青春篇』からさらに続く自伝的小説の続編では、椎名誠ら登場人物が実名ではなく架空の名前をあてられていて、さらに目線も一人称から三人称に変化しているので、前の作品から連続して読むと、…

ブラック・メタル

椎名誠 / 新橋烏森口青春篇 高校生時代から、小岩のアパートで共同生活を送っていた頃までを描いた『哀愁の街に霧が降るのだ』の続編にあたるワケだが・・・今回、読み返すまですっかり忘れていたのだが・・・この物語の中盤まで椎名誠はまだ“克美荘”に住ん…

ウィア・ノット・ゴナ・テイク・イット

椎名誠 / 哀愁の町に霧が降るのだ 喧嘩に明け暮れていた高校時代、小岩のボロアパート“克美荘”での仲間たちとの共同生活、ドタバタ劇、酒・・・椎名誠の青春を追体験するのは、なんでこんなに楽しいのだろう。 日当たりの良くない六畳間に若い男どもが4人も…

ウィズアウト・ウォーニング

宮田珠己 / わたしの旅に何をする。 独特の文体による紀行文で人気の著者がだが、こちらは有給休暇をとりまくって旅行に出ていた時期から、サラリーマンを辞めて旅をしまくるようになる転換期が書かれている作品。 その面白さに、ハマる人はハマり、ダメな人…