ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

鏡張りの部屋

『鶏と玉ねぎのカレー炒め(202kcal)』と『ピーマンのお浸し(19kcal)』のコンビである。 『鶏と玉ねぎのカレー炒め』には、“鶏モモ肉(皮なし)”を使用とのことだったが、内容量も考慮するとスーパーの棚に並んでいるラインナップの中に丁度良いものが無か…

デッド・フラワーズ

私は陽も暮れてしばらく経ち、人気の無くなった商店街にいた。 今年の夏はまさに酷暑といえる暑さで、8月も末になり、さらにその夜になっても気温が高い。例年だと「暑い暑い」といってもお盆を過ぎるとしだいに朝晩から空気が変わっていき、過ごしやすくな…

ウェルカム・プリンセス・オヴ・ヘル

昨日、先にtwitterの方では告知しましたが、ブクログのパブー で、電子書籍ジェフ・ゴールドスミスの「音楽漫談垂れ流し」 の販売を開始しましたヨ! 価格は100円(税込)。内容としては、このブログ の“音楽カテゴリ” で垂れ流してきた、グダグダ音楽話(20…

ヴードゥーの呪い

あ!祭りだ!祭りをやっているよ!やっているよ!祭りを!! 会場である公園内はけっこうな賑わい。ん~、ソースと醤油の匂いが・・・たまらん。 生ビールを求める人。 シシケバブを求める人々。 神輿がやってきた。グラウンド内を周回している。 ワッショイ…

大井追っかけ音次郎

TILT / DEAR ROCK' N ROLL PARTY 50's - 60's (1989) 日本のメタル・インディーズ・シーンの中にあってライヴ本数の多さと、そのハードなツアーで培ったライヴ・パフォーマンスが魅力だった、ティルトのメジャー2ndアルバムは、50年代~50年代のロックンロー…

幻惑されて

KEEP CDレンズクリーナー CLC-113 CDの信号面にあたる盤面に二つ、小さなハケが付いており、その片方にクリーニング液をつける。 CDのトレーにクリーナーを乗せ、プレイボタンを押すと優雅なクラシックの調べにとともに、女性の声で使用法の説明が聞こえてく…

瞳で片想い

ソフトマシーン / 4 (1971) Soft Machine / Fourth カンタベリー・ミュージックの最重要バンドであるソフト・マシーンは、その前身バンドからメンバー・チェンジを繰り返しつつ音楽性を次第に変化させており、あの人やこの人が抜けたりその人やどの人が加入し…

最後のシャワーに花束

狂気~ピンク・フロイド・シンフォニック Us And Them: Symphonic Pink Floyd キリング・ジョークのメンバー がプロデュース、ロンドン・フィル・ハーモニック・オーケストラの演奏による、クラシック調にアレンジされたピンク・フロイド・ナンバーが聴ける…

危ないタイトロープ

トム・ウェイツ / レイン・ドッグ (1985) Tom Waits / Rain Dogs その日の気分によるのか、1曲目を聴いた時点でアルバムが持つ雰囲気と自分のバイオリズムがシンクロしないと、何やらヘンテコな音が並んだおかしなレコードといった感じでテンションが上がら…

大好きなシャツ(1990旅行作戦)

HMV渋谷店が閉店した。 「ここでCDを買った記憶がないのは何故か?これじゃ音楽好き、渋谷系好きを名乗れないじゃないか!」と思ったが、よく考えてみたらHMV渋谷店が営業していたのは1990年からの20年間。そのうち14年間ぐらいは、我輩は自分の働く店で、社…

秋風はあなた

ミック・ロンソン / ライヴ~ショウタイム (2000) Mick Ronson / Live Showtime ミック・ロンソン・バンド、1976年のライヴとゆうことは、ソロ・アルバム2枚のリリースがあり、イアン・ハンターのアルバムに参加、ボブ・ディランのツアーを挟んで、自身のバ…

たんぽぽ畑でつかまえて

G・ラヴ&スペシャル・ソース / コースト・トゥ・コースト・モーテル (1995) G. Love & Special Sauce / Coast to Coast Motel ルーズでダルな、そしてスカスカな音がときとして心地よい。ブルースなどのルーツ・ミュージックに‘90年代のヒップホップ感覚、編…

ラウダー・ザン・ヘル

平山瑞穂 / シュガーな俺 ネットでたまたまその存在を知り、“世界初の糖尿病エンターテイメント小説”と銘打ってあったので、「BOOK OFFの105円コーナーじゃなくて、今回はフツーの価格コーナーにでも、あったら買ってみよう」と思って探したら、あったよ・・…

昭和北前船

BPM&M / エクストラクツ&アーティファクツ (2001) BPM&M / XtraKcts & ArtifaKcts ピーター・ポール&マリー(PP&M)じゃなくて・・・、ベック・ボガート&アピス(BBA)じゃなくて、ジンジャー・ベイカー、ジャック・ブルース、ムーア(BBM)でもなく・・・…

いちごの片想い

ZIGGY / YELLOW POP (1992) デビュー時のラインナップによる最高傑作とされる『KOOL KIZZ』から、長期休養を挟んでのこの『YELLOW POP』は、それまでの音楽性を覆すような問題作で、その混乱は後に松尾、大山の脱退へと繋がってしまう。 『KOOL KIZZ』はメン…

マモー・ミモー野望のテーマ ~情熱の嵐~

シェイディー・ドールズ / モア・スリル (1989) SHADY DOLLS / MORE THRILL 1988年にアナログで4曲入りシングル『CHEAP THRILL』としてリリースされていたモノに翌年、新曲2曲を追加、6曲入りCDとして再リリースしたミニ・アルバム。 最初のリリースから模様…

今度ダライ・ラマの元で

ガンプラ30周年記念 ガンダムSUPER EXPO東京2010@東京ドームシティ プリズムホール 去年は“ガンダム30周年”ということで、東京ビッグサイトでの大規模な『GUNDAM BIG EXPO』(ジーク・ジオン・コールは感動したなあ・・・)、その後お台場1/1ガンダムに移動…

おっとCHIKAN!

THE PRIVATES / WILD & VAIN (1991) 前々作の『SPEAK EASY』と同じニューオリンズ近郊のボガルサでレコーディングされた5枚目のアルバムでだが、アメリカ南部の音楽にどっぷりとゆうよりは、陽気で開放感のあった『SPEAK EASY』と比べてハードでストイックな…

キリング・イン・ザ・ネーム

カーペンターズ / ナウ・アンド・ゼン (1973) Carpenters / Now & Then “蘇るアメリカの青春”といったところだろうか。 「Shing,sing a song♪」と歌うカレン・カーペンターの声に誘われて“あの頃のアメリカ”へタイム・スリップする。 レオン・ラッセルの『マ…

時の河を越えて

あれからもう、20年以上もの歳月が過ぎているのに、今でもたまにあのことを想い出して、なんだか涙が出てきちゃうの・・・ そう・・・一堂零さんをはじめとする“奇面組”のみんなのこと。 この人たち、高校出たらどうするのだろう?って、いつも思ってた。 あ…

恋のヘキサゴン〈2008mix〉

スティーヴ・ミラー・バンド / グレイテスト・ヒッツ (1978) Steve Miller Band / Greatest Hits: 1974-78 西の方から台風が近付いてきているが、まだ私のいるこの場所に大きな影響は出ておらず、時おり上空の雲が多くなるが概ね晴れていて、吹いてくる風が…

ユール・ウィッシュ・ザット・ユー・ワー・ネヴァー・ボーン

以下は2002年の日記。ホームページビルダーでバンドのホームページ用に書いていた日記。 4月15日(月)「Sunshine Of Your Love」 先日、新宿ウルガにテープを持っていったときに、サングラスを買ったのだ。「ファッションとグルメに疎い」をモットーに生活…

ミニハムずの結婚ソング

Psychodelicious / Big Love (1996) カジノ・ドライヴが解散し、次はソロ・プロジェクトでの活動になるということで「いったいどんな音になるのか?」と思っていたところ、アルバムに先駆けて届けられた先行シングルは「I Love~」と、自分の愛するモノが終…

ソレ以上、アレ未満

キング・クリムゾン / レディース・オブ・ザ・ロード~ライヴ~1971-1972 (2002) King Crimson / Ladies of the Road 『アースバウンド (Earthbound)』の少し前の時期(一部食い込んでいる)の演奏をコンパイルしたライヴ盤だ。 どれも“コレクターズ・キン…

制服が邪魔をする

ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ / ラスタ・レヴォリューション (1974) Bob Marley & The Wailers / Rasta Revolution 1970年に発売された『ソウル・レベルズ(Soul Rebels)』から、曲の一部を入れ替えて1974年に出たこのアルバム。手元にある盤は1991年…

悲・GEORGE

エドガー・ウインター・グループ / 恐怖のショック療法 (1974) The Edgar Winter Group / Shock Treatment ポップ、ロックンロール、、ハード・ロック、ブルース…と、ごった煮的な曲群でつかみ所のないというか、そこが逆に魅力でもあるこのアルバム。音楽性…

すみれの気持ち-TRY ME AGAIN-

グランド・ファンク・レイルロード / ライヴ・アルバム (1970) Grand Funk Railroad / Live Album 猛暑の中、“べつに夏仕様じゃないけど自分が夏に聴きたくなる音楽(①②③)”と称してサイケデリック・ロックを中心に何枚か取り上げ、「冷房つけないで聴こうぜ…

デス・アンド・ダイイング

椎名誠 / 新宿熱風どかどか団 『哀愁の町に霧が振るのだ』『新橋烏森口青春篇』『銀座のカラス』『本の雑誌血風録』ときて、いよいよ椎名誠がサラリーマンを辞め物書きとして独立、“本の雑誌”も株式会社となる『新宿熱風どかどか団』。 ここから先の道のりは…

ベスティアル・インヴェージョン

椎名誠 / 本の雑誌血風録 『哀愁の町に霧が降るのだ』『新橋烏森口青春篇』『銀座のカラス』ときて、この『本の雑誌血風録』では、椎名誠が百貨店業界誌の編集長からプロの作家になる過程と、「働いていると好きなだけ本が読めない」という理由から、椎名の…

インヴェイジョン・オブ・ユア・プライヴァシー

綿貫智仁 / リストラなう! まず、届いた本の厚さを見て少し驚いた。あの、2ヶ月間の文章をまとめるとこんな分厚い本になるのか。計算すればわかるだろって話もあるが、ブツを手にした実感として。 ・・・もちろんたぬきち氏が書いたエントリーだけでなく、…