Tom Petty & The Heartbreakers / The Live Anthology (2009)
トム・ペティのアルバムで一番好きなのは、ソロ名義で1994年に出した『ワイルドフラワーズ』なのね。リック・ルービンがプロデュースしたやつ。ブレイク作で代表作の『破壊』は大好きというには音がちょっとネックで。1979年の作品だから、70年代的な音作りから80年代的なものに移り変わってく頃で、パンク、ニューウェーヴとかの時代でもあるし。自分としてはスクエアな感じの音がルーツ・ミュージック的な味と食い合わせが良くなくて。
で、このライヴ・アンソロジーは1980年から2006年までのパフォーマンスが時代ごちゃまぜ、時系列でない並びで入ってるのね。ライヴ音源だと、スタジオ・ワークとはまた違った音で、2000年代のと自然に混ざり合って、音の時代性に閉じ込められなく聴ける。そうすると、1980年前後の作品も、この曲こんな聞こえ方するんだとか発見があったり。そういった点で良かった。
あと、けっこうカヴァーが入ってるなあ。グレイトフル・デッドとかブッカー・T&ザ・MG'sとかとか、ヴァン・モリソンとか、いろいろ。つうかブッカー・Tってインストだぞ。
つうか!トム・ペティって、2014年のアルバムでアメリカ1位獲ってんのな!日本との温度差凄いな!
- アーティスト: Tom Petty & Heartbreakers
- 出版社/メーカー: Reprise / Wea
- 発売日: 2009/11/23
- メディア: CD
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