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ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

チョコクロワッサン日記

『3055』が閉鎖しちゃったので、書いた記事をサルベージするよ。

 

入稿 2012/07/25

 

Led ZeppelinLed Zeppelin II (1969)

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1. Whole lotta love
2. What is and what should never be
3. Lemon song
4. Thank you
5. Heartbreaker
6. Livin' lovin' maid (she's just a woman)
7. Ramble on
8. Moby dick
9. Bring it on home

 

レッド・ツェッペリンは、新人バンドらしからぬ貫禄を漂わせるデビュー・アルバムを引っさげて、ロック・シーンに登場した。一作目の時点で、他を寄せ付けないクオリティを見せ付けたのである。それは、コンポーザーであるジミー・ペイジがはっきりとしたビジョンを描いており、それを実現させるだけでなく、それ以上のパフォーマンスを発揮するメンバーが集まった結果だろう。

そして、この『Ⅱ』で、ブルーズをベースとしたハード・ロック・バンドとしてのツェッペリンは、ほぼ完成といった域に達している。タイトなスケジュールでの製作だったというが、それも悪い方向には作用しておらず、逆に彼らのハード・ロックに、緊張感を持たせている。カオティックなインプロヴィゼーション・パートや、スタジオ盤でドラム・ソロをねじ込み聴かせてしまうなどの力技まで交え、リスナーを引き込んでいく。乱暴に作っているかのようなワイルドさと、緻密に計算されたアレンジとのバランスが見事だ。

二作目までにこれ以上ないようなレベルのハード・ロックを確立してしまったツェッペリンは、『Ⅲ』で一転、アコースティック・サウンドを大胆に導入、物議を醸し、さらにそれまでの振り幅を昇華して、総合芸術のようなアルバム『Ⅳ』を作り出すこととなる。(Jeff Goldsmith)

 

 

Led Zeppelin II

Led Zeppelin II