読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

チョコクロワッサン日記

『3055』が閉鎖しちゃったので、書いた記事をサルベージするよ。

入稿 2012/06/14

 

Soundgarden / Superunknown (1994)

f:id:jeffgoldsmith81:20170301215816j:plain

 

1. Let Me Drown
2. My Wave
3. Fell On Black Days
4. Mailman
5. Superunknown
6. Head Down
7. Black Hole Sun
8. Spoonman
9. Limo Wreck
10. The Day I Tried To Live
11. Kickstand
12. Fresh Tendrils
13. 4th Of July
14. Half
15. Like Suicide

 

グランジ・ムーヴメントを支えたバンドの中でも、このサウンド・ガーデンは、70年代ロックのエッセンスを上手く吸収し、90年代的なセンスで蘇らせたという特徴がある。それはグランジ全般にいえることでもあったが、彼らは特にその傾向が強かった。レッド・ツェッペリンや、ブラック・サバスなどの影響がよく語られるその音は、曲の作りや、楽器の奏法といった表面的なものよりも、先人たちのグルーヴが見事に血肉化され、独自のフィルターを通して、新たな解釈で鳴らされているものだ。そして、そのグルーヴ感には中毒性があり、つい何度もリピートして聴きたくなる魅力がある。

4枚目のスタジオ・アルバムとなった、この『Superunknown』では、楽曲の充実度が最高点に到達、大ヒットとなった。ハイライト・トラックともいえる『Black Hole Sun』は、ハードなリフで押し切るタイプではなく、淡々としたスロー・ナンバー。沈み込むようなトーンが逆にエモーショナルで、聴く者を引き込んでいく。ユラユラと、トレモロがかったギターと、クリス・コーネルの歌が絡みあって、身を任せていると独特の世界観の中に迷い込んでしまう。このように、70分超の大作となったアルバムには、ハードでラウドだけにとどまらない、彼らの多面的な魅力が詰め込まれている。(Jeff Goldsmith)

 

 

Superunknown

Superunknown