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ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

チョコクロワッサン日記

『3055』が閉鎖しちゃったので、書いた記事をサルベージするよ。

入稿 2012/2/9

 

The Doors / L.a. Woman (40th Anniversary Edition) (2012)

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(Disc 1)
1:The Changeling
2:Love Her Madly
3:Been Down So Long
4:Cars Hiss By My Window
5:L.A:Woman
6:L'America
7:Hyacinth House
8:Crawling King Snake
9:The WASP (Texas Radio And The Big Beat)
10:Riders On The Storm

(Disc 2)
1:The Changeling (Alternate Version)
2:Love Her Madly (Alternate Version)
3:Cars Hiss By My Window (Alternate Version)
4:L.A:Woman (Alternate Version)
5:The WASP (Texas Radio And The Big Beat) (Alternate Version)
6:Been Down So Long (Alternate Version)
7:Riders On The Storm (Alternate Version)
8:She Smells So Nice 
9:Rock MeDisc One  

 

 

ジム・モリソンの遺作となった、ドアーズ7作目のアルバム『L.A.Woman』。この作品では、初期2作にあった、魔法がかかったような魅力、サイケデリックな感覚は希薄になっている。その代わりに、ブルースをベースとして進化したロック・バンドとしてのドアーズ、その姿がリアルに映し出されている。

どうも、この頃にはジム・モリソンの声が変わってしまい“ブルース・ロックのおじさん”みたいで、そこが気になるが、アルバムの最後に収録されている『Riders on the Storm』だけは別。抑えたテンションで囁くように歌うジムの声は、デビュー当時のようにセクシーで妖しげ。ラスト・ソングに相応しい出来となっている。これは、あちらの世界に行ってしまうジムが、最後にかけた魔法なのだろうか。

今回、40周年記念盤としてリリースされた2枚組みCDでは、アルバム収録曲の未発表テイクがお蔵出しされた。テイク違い、完全未発表曲も含めて、あくまで製作過程を記録した以上のものではないが、ジムの歌に入るフェイク、そして楽器隊のプレイ、とくにロビー・クリーガーが弾くギターのフレーズが、完成形という出口を求めて、スタジオ・ブース内の空間を彷徨っているようで面白い。アドリブ性が高かったドアーズの特性をよく捉えている興味深い内容だ。(Jeff Goldsmith)

 

 

L.A. Woman  (40th Anniversary Edition)  (2CD)

L.A. Woman (40th Anniversary Edition) (2CD)