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ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

Worthy is the Lamb...Amen

シン・ゴジライオンシネマ春日部

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朝一の回で観てきたぜ。

ストーリーの核心については…いやネタバレとか、よく考えたらかんけーねーから。だってこのブログって、自分が読み返す以外、誰も見てないんだから。

まず、東京湾で起こる謎の現象・事故を経て最初の上陸を果たすゴジラのルックスにビビる。各マスメディアに露出している、1954年版っぽいルックスのゴジラは、世代交代なしに自分だけで急速に進化する、段階の先があの姿だったんだ。だから、最初に陸上へと現れた姿は…超キモい。エメリッヒ版『GODZILLA』よか感情移入できない!つうか、ゴジラの幼獣ってミニラじゃないのか…って、そういう話じゃないか。脚が進化して直立したゴジラは俺の知ってるゴジラになるので、安心した。

 

前半の軸って、前代未聞の事態に直面した政府政府の対応、もどかしさ、自衛隊が一発打つにもどうすんの?ってのがあって、会議室で交わされる会話のテンポと、その逆に決断の進まなさがもはやギャグに見えて、まああれは庵野秀明監督はわざとやったんだろうな。ギャグとして。つうか、自衛隊って1954年に現れた初代ゴジラから、シリーズが進んで善玉っぽくなったのを含めるともう30回近くゴジラと対峙してんのに、なんで今回はこんなに苦労してるんだ!…って、そーゆーことじゃなくて?俺が清水のこうちゃんと一緒に観に行った1984年版『ゴジラ』は、1954年版以降『ゴジラの逆襲』~『メカゴジラの逆襲』までをスキップした世界観だったところ、今回は1954年版もなかったことになってる、ゴジラと日本が初対面の世界観だった。

 

巨大不明生物だった怪獣がアメリカの大統領特使であり、イーオンで英会話を鍛えている石原さとみによって、“ガッヅヅィーーーーラ!”との呼称が日本側に伝えられる。2014年に観たレジェンダリー版のゴジラ渡辺謙が、アメリカ人相手に「ゴジラ…」って放ったのと対照的で良かった。イーオンの石原さとみをキャスティングしてのって、わざとだろ!

 

中盤、まさかまさかの政府の中枢にいる人物たちが死亡。そこからの組織再編、反撃、やれば出来る日本人の運びはお約束だけど良かった。今回の作品には、他に登場するような空想上の超兵器とか出てこないのね。84年のスーパーXとか。爆装した列車突っ込ませたりすんの。新幹線に続いて、いろんな在来線がいっせいに突っ込むときは、架線の状態は大丈夫だったのかな?

 

でだ、まとめると、レジェンダリー版のクォリティを見せられて、「今後、日本ではどうすんだ?」と思ってたのが、庵野秀明って人選はありだったなと。言われているようにエヴァンゲリオンはあるけど、劇中に思春期のあの感じが出てこないのと、クライマックスで『翼をください』みたいな選曲で音楽流さなかったから、ホッとした。

 

いくつもあるので挙げないが、画的に東日本大震災と重なる場面がたくさんあった。というか今回、日本に上陸したゴジラはその災害、困難そのもので、2016年に作るゴジラの意味としてあらためて重く感じた。俺、昭和のゴジラシリーズは子供の頃から好きで、でも原爆と初代ゴジラは、リアルタイムではないし。そう考えると震災から今回のゴジラって流れは実体験としてある。初代を公開当時に観た人と戦争との距離感って、こんなだったのだろうか?

 

で、ミレニアムシリーズの後、ゴジラ休止中に予想していた、「次に破壊さえるのはスカイツリーか」というのは外れた。出てこなかった。

 

 

シン・ゴジラ音楽集

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