ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

ゴリラパンチ

2016/01/16 Kenneth Andrew and the noncomformists@池袋Absolute Blue 

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と、いうわけで、ケネス・アンドリューのジャズ・ライヴ、1stショーが終わって…終わって、これで俺は帰るのかな?と思ったら、誰も帰らない。さっきと同じく、メンバーが客席で談笑してたりしてる。そうか、客入れ替え制の2回公演じゃなくて、二部制なのか!やっとわかった!人生、死ぬまで勉強だなあ。

で、2ndショーが始まった。ライヴ開始当初より、2ndショーの方が客のテンション上がってきてんのね。酒が進んだからかな?俺は烏龍茶だけど。みんな、演奏に合わせてリズムとるのが大きくなって。

ケネスも楽しそうにグルーヴィーな感じで歌ってるし、バンドがまた聞き惚れる演奏で、ロックのPAと違う環境、爆音と違う音量でドラムのキックとベースの合い方とか、他の楽器も、キメがパチっと合う部分とか、そういうのを聴いてると気持ちいいんだよね。

ケネスのパフォーマンスを初めに観たのは1992年、レッド・ウォーリアーズのシャケがアメリカに行って、カジノ・ドライヴを結成して、まだアルバムを出す前、厚見さんがまだ加入してなくて、ツイン・ギター編成のとき。渋谷公会堂と武道館で、イベントが立て続けにあったんだ。その2公演を観に行って。シャケがダイヤモンド☆ユカイと別れてどんなヴォーカリストと組んだのかと思ったら、出てきたのは網タイツと銀色のTバッグっていうムチャないでたちでワンレングスのブロンド・ヘアーを振り乱して歌うケネスだったのだ。ロックをデフォルメしたグラム・ロックをさらにデフォルメしたようなパフォーマンスが強烈でショッキングだった。

その後、アルバムが出て、新宿のタワーレコードでシャケと2人のインストア・ライヴを経て日清パワーステーションで本格的なライヴを観た。その後、ケネスはカジノ・ドライヴを脱退しちゃって。そこから時は流れて、シャケとまた合流してカジノ・ドライヴ再結成と原始神母で俺もケネスを観て。そんでもって1992年の光景からすると、当時は将来、ジャズを歌うケネスを観るとは夢にも思わなかったぞ!

2ndショーが終わろうとしているときに、店の人が各テーブルにオーダーの伝票を配りだした。そうか、会計はこのシステムなのか!やっと分かった!人生、死ぬまで勉強だなあ!

みんな帰路に着いたり、名残惜しくメンバーと談笑してるときに、俺もずっとストレンジャーのままじゃやだなーせっかく来たのにと思ったので、iPhoneを持ってケネスに話しかけたんだよ。

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「ハイ、ケネス。これ僕なんだよ。ジェフだよ」って高卒英語で言ったんだよ。はじめは「ん~なんだかわかんないけど今日はありがとう」みたいな感じだったけど、3秒後に事態を把握したらしくて、「Oh! Oh! Jeff Goldsmith!!!!???????」って超驚いてた!「イエース!ジェフ・ゴールドスミスだよ!実は僕が、ジェフだよ!」

そんで、なんか二人で感激してハグしあうというおかしな展開になって、俺は「次のPINK FLOYD TRIPS(原始神母)でまた会いましょう」って高卒英語で約束して、会場を出た。今年初のライヴはこんな夜になった。

 

Kenneth's thank you! Also, come to listen to your song!