R&R BLOODS / Come On Let It Go!
これはバンド最初の曲で、93年にウエダくんと組む前にもう作ってたから、1991年とか92年に宅録デモは出来てたかも。ヴォーカルがジョウに代わってからはもうライヴでやってない。曲としてまあレッド・ウォーリアーズが好きなバンドなんだなあという以外とくにないような若い感じなんだけど、俺とウエダくんはそれで組んだのだから初めの一曲としてはまあいいんだ。俺個人としては、高校生からやってたビート・ロックのバンド、LURIAを俺の言い出しで解散して、数年間くすぶって再出発ライヴの一曲目がこれってのはストーリー的にデカい。自分はビート・ロックじゃなくてこっちだってのが出てるし。
お手本にしたレッズと違うのは、俺ずっとシャケに影響を受けてるんだけど、使ってるギターがバーニーのレスポールコピーとオービルのフライングVだからどっちもギブソン系でPUがハムバッカーだったのね。すると音色だけじゃなくてプレイのスタイルも違ってくる。俺はメタルからギターを始めたってのもあって、シングルコイル搭載ってのは当時考えられなかったなあ。最初に買ったアイバニーズもSSHのうちほとんどリアのハムしか使わないし、コイルタップの機能も活用しなかった。レッズが好きでシャケに憧れて、ビル・ローレンスのシャケモデルとかそれに近いストラトタイプ、もしくはフェンダー・ジャパンのストラトとか買ってたらその後のギター・スタイルはだいぶ変わってたろうな。高校んときにレスポールコピーを選んだのは、レッズと同じく好きだったジギーの宗仁と、デランジェのサイファの影響。高校生バンドではレッズよりジギーの方がコピーしやすいし、やる人口が多かったのだ。
あとこれ、間奏のギター・ソロがBメロのコード進行上に乗ってるのね。A-E-A-Eってなってるところに、ブルージーなそろじゃなくてメジャー・スケールを分解したようなソロを弾いてるからそこれへんがレッズじゃないんだよね。