ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

五月雨美女がさ乱れる

RED WARRIORS / LESSON 1 (1986)

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シャケのトリッキーなギターといえば、『KING'S』収録の『The Day After』から更に遡って、レッズのデビュー・アルバム『LESSON 1』の、『BLACK JACK WOMAN』もあるわな。

『The Day After』はハード・ロックで、こっちはもっとダンサブル。リズムの骨格が近くても、ギターが単音リフなのかコード・カッティングなのかで曲の着地点が違う。

で、ここでもディレイとか弦の引っ掻きとか、あとヴォリューム奏法でトリッキーに味付けしてんのね。

この曲って、シャケの曲じゃなくて、ユカイがやってたアマチュアバンドの人が作ってんだよね。にもかかわらず、キャリアの節目節目で存在感を発揮してんだよな。まずデビュー当時。そんで再結成武道館のときは新曲がシングルのしかなかったから、旧曲の新解釈、そのときの方向性を示すようにジャングル・ビートとサイケなギターにアレンジしてやってたし。2000年のライヴ盤、『LIVE DOGS』だと、アパッチの宴的なアコースティック・アレンジになって、セルフ・カヴァー・アルバム『Re: Works』にも入ってる。単発再集結の『Live "Lesson21" 』もだから、音源化の回数からしてかなり多い。メンバー以外が作ったアマチュアの曲がそんな長く息をしてるって面白いと思うわけ。

 

 

LESSON 1

LESSON 1