The Birthday / COME TOGETHER (2014)
そうか、これが今んとこ最新のアルバムか。
けっこう、いやかなり見事じゃない?7枚目でしょ?ミッシェル・ガン・エレファントは(メジャーから)8枚出して解散でしょ?最後の『SABRINA NO HEAVEN』はミニ・アルバムで『SABRINA HEAVEN』と兄弟みたいな感じだから、7枚目の時点で終わりが見えていたのに対し、The Birthdayはまだまだ行けそうな気がする。とか言っていきなり辞めたとかなしね!
メロで押すのとリフで攻めるバランスが良くて、どちらの面からも満足度が高い。イマイ時代の混沌としていたロックのエキスを豊富な技量で整理した感のあるフジケンは今回もそれを保ちつつ、意外とフリーキーな音色、フレーズも入れてきたりしてるな。
そういえば以前、山下達郎が自分のラジオ番組で、日本人アーティストで聴いているのはThe Birthdayだとコメントして、へぇ~と思ったんだ。自分の音楽性と逆の激しい音楽で魅かれるとか、そんな感じのことを言ってたと思う。ミッシェルじゃなくてThe Birthdayまで追ってるのかと感心した。いや実ははThe Birthdayから聴きはじめたってこともあるのか?そこは分かんないけど。山達とチバって、そりゃ音楽性として共通点は無いに等しいけど、このアルバムを聴いてみるとそのコメントにもなんか頷ける。