ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

シリアスひとみ

レッド・ツェッペリン / フィジカル・グラフィティ <2015リマスター/デラックス・エディション> (2015)

Led Zeppelin / Physical Graffiti [DELUXE EDITION 3CD]

と、いうワケで届いたフィジカル・グラフィティ』のリマスター盤を聴く。余談ではあるが、のっけから余談ておかしい気もするが、初めにこのアルバムを手元に置いたのは最初にCD化されたのを90分カセットテープに録音したやつで、間違ってテープのA面にCDのDisc2、つまりアナログのC面から入れてしまって、しばらく『イン・ザ・ライト』で始まる状態で聴いてたもんで、「ずいぶん渋いというか、もったいつけた始まり方のアルバムだなー」と思っていたのが20何年前。その後1994年版のリマスターを手に入れて聴き続けている。

そんな、はじめはアルバムの構成を間違って聴いていた『フィジカル・グラフィティ』であるが、レッド・ツェッペリンの作品中、一番好きかもしれない。もし尋ねられて、俺が初めて聴く人には『Ⅳ』を薦めると思うけど、自分で聴くとするとこれかも。ピンク・フロイドなら他人にも自分にも『狂気』。ツェッペリンだとこうなるかな。まあツェッペリンとかビートルズは一枚選ぶのが難しいアーティストなんだよね。

分かんないけど!

今回のリマスター、聴く気持ちよさが増しているのは何故かと考えた。94年の仕様から20年、各楽器の構成、そこからもっとバラして、弦の単音とかシンバル1枚とかの表現に余裕が出て、それが集まってバンドの音になるので気持ちいい。

分かんないけど!

とくに気持ちいいのは、『イン・ザ・ライト』のイントロからAメロ歌バックで鳴ってるのはムーグ・シンセ?あのダララララララーって、右から左にパンしながら駆け上がってくところの気持ちよさがアップしてる気がする。何度聞き比べても、シンセがちょっとよく聞こえるようになったかなってぐらいしか、違いが分からないんだけど、今回の方が気持ちいい。

分かんないけど!

コンパニオン・ディスクについてはまた後で。今日はもう眠いから!

Physical GraffitiPhysical Graffiti

(2015/02/24)

Led Zeppelin

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