青春１８きっぷの旅、名古屋に来て大須を歩いたところまで 書きましたわね。
そこから、この日の宿がある栄まで歩いたんだよ。「今日はちょっと駆け足スケジュールだったし、電車内暑くて消耗したから名古屋がちょっと薄くなっちゃったかな～」とか思いながら歩いてたんだよね。
そしたら！
あ、なんか祭りやってるよ！
はじめは、商店会のちょっとした祭りかと思って眺めてたんだよね。 かと思ったら、行けども行けども祭りで、こりゃ思ったより大規模だぞ大変だ！と。
調べてみたら、『広小路夏まつり』だって。通りのあっちから割りとこっちまで歩行者天国になっててビビる。
路上でライヴもやってて、このオネエチャンがは誰でしょう？？
気付くと、ライヴやってんのは一箇所じゃなくて、ロックの音が聞こえてくる方に行ってみると、おっさんバンドがレイナード・スキナードのコピーやってたよ。なんで１８きっぷで名古屋で『スウィート・ホーム・アラバマ』 だよ！
こっちではジャズやってるよ！どっちもこっちも祭り祭りで、なんかやっと俺は名古屋入りの意義を取り戻した気がする！来てよかったぜ名古屋！
…と、思ったのデスガ、今ワタシハ、腹が減ったであります！！大阪で正午前に昼飯食って、歩いて歩いて電車に乗って、また歩いて今だいたい夜の８時。もうだめだ！どうしよう、祭りはそろそろクライマックスからフィナーレだ。今飯食いに店に入ると食べ終わる頃にはもう祭りが終わっちゃう…でも限界。そのまま栄の地下街に入って、味噌カツ定食を食った。ここで初めて名物的なもの食った。その味噌カツ定食もすんなりとはいかないで、「（おしぼりで手を拭きながら）この、味噌カツ定食お願いします」 「すいません、これはさっきまでで終わりで、今ご飯ものはお茶漬けとかおにぎりとか…」「（うう…飲み屋タイムかよ…）じゃあ…また来ます。生まれてきてすいませんでした」「ごめんなさい…（一度奥に下がって）お客様！厨房の人間が特別に作るそうです！本来、定食にはお味噌汁が付くのですが、もう切らしてしまったのでおうどんを…」「う…うどんはいいです。なしでもいいですよ」「じゃあ、同じ感じのものが二つになってしまいますが、小鉢を…」という、こんなに行数使っても意味ないやりとりがあった後、俺は味噌カツ定食を食った。食い終って席を立とうとしたとき、「お客様、最後にシャーベットがありますので」嗚呼、あああ。アアアアアアア。ホントどうでもいいなこのエピソード。
飯を食って地下街から地上に出ると、案の定祭りは終了しており、辺りには祭りの後の寂しさが漂っていた。予約したホテルのチェックイン時刻にもなったので、おとなしくそちらへ向かう。
旅の二日目はカプセルだよ。疲れたのでもう寝る。おやすみなさい。
あすは旅の最終日だ。
