とうとう筋少のオリジナル・アルバムに手を出してしまった。
これはもうなんか、全編疎外感とか被害妄想の塊り、周りはみなくだらないことを考えているバカで、全部お前らが悪くて自分のせいじゃないって、そんな感じのこじらせたメンタリティで貫かれていてコンセプト超チョーー素晴らしい。しかも最後に、仕上げとしてつまらない人間狩りを始めるのに、自分がつまらないと逆に狩られる立場になるっつう…そんでしまいには、「ダメなやつはダメ!」って突き放すという見事なオチ。
このアルバムは1994年のリリースだから俺はもう成人してたんだけど、これもし中高生ぐらいでハマって自分のウダツの上がらなさとシンクロしちゃったらちょっとヤバかったんじゃないだろか。筋少のデビューは俺が高校生のときで、存在は気にしつつも、オーケンのオールナイトニッポンはしっかり聴きつつも、距離をとっていたのは、思春期だと自分のモテなさとかウダツの上がらなさと、オーケンの世界観を媒介として向き合ったらマズいかなって部分もあっただと思う。って後付でそれらしく語ってますけど。まあ当たらざるとも遠からずだよ。あと単に、筋少のデビュー時期ぐらいだと俺がレッド・ウォーリアーズとかロックンロールのノリが好きだったってのもあるか。
で、もうおっさんになったら十代当時から続くモテなさとウダツの上がらなさとも折り合いがついてきたのでこんなアルバムもちゃんと向き合って聴くことができるようになったと。…「なったと」って、なんだよ「なったと」って。折り合いなんかついてねーーーよ!バカヤローお前ら全員、くだらない人間狩りあfdkaああぼぼb553334f@@ndmjjdべべべべf4f4g5じゃーっ!
レティクル座妄想
(1994/04/21) |