ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

ショット・アクロス・ザ・バウ

2012年冬の青春18きっぷ、1回目使用で日帰り箱根への旅である。18きっぷの旅にもかかわらず、JRの道中なーーーーんも書くことがない。行きは湘南新宿ライン東海道線。帰りは東海道線京浜東北線高崎線だったので、書くことなんでないっつうの。強いて言えば、帰りの高崎線で隣に座ったイケてるサラリーマン2人組みが、客の接待で行く会員制のバー、バニーちゃんが酒を持ってきてくれるバーでどの酒がどうとか話しているのを聞いていて、つくづく俺は脳、とくに言語中枢のあたりに決定的な欠陥がある人間なんだなあと思ったくらい。

そんな話はおいといて、小田原でJRから箱根登山鉄道に乗り換え、箱根湯本までたどり着いた。

とりあえず温泉街をうろつく。

右を向いても温泉宿、左を向いても温泉宿で、これでもかと箱根である。そういえば箱根に来るのは何年ぶりかと考えた。たしか、高校時代の同級生と自動車で夜通し走って箱根小涌園まで来たんだった。そして一泊後、帰り道で自分だけ車を降りて日比谷野音ウイラードのライヴを観たという強行軍をカマしたのだ。1990年のことなので22年前か。そんなにご無沙汰であった。

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しばらくブラブラした後、駅前に戻って新興勢力と思われる、弁当みたいだけど店内で食べる微妙な感じのフードコートでチキンカツを食らう。画像ではせっかく観光地に来たので景色を眺めながらと窓際に座っているが、外は寒くても店内でガラス越しに日光を浴びていたらムチャクチャ暑くなってきて、席を移った。

なかなかの箱根湯本であったが、ここは観光スポットだらけの箱根への入り口であって、ここからケーブルカーやらロープウェイやらバスに乗って各観光地へと旅立つのである。しかし今回はそこまで経費も時間もないのである。「そういえばおもちゃのミュージアムがあったな」と、駅から近い“箱根北原おもちゃミュージアム” に行くことにした。

駅から近いは近い。距離は近い。しかしとんでもない急勾配の坂道を上がるのでぜぇぜぇと息切れしながら到着した。

 

もともと個人の収集家が作ったミュージアムということで、なめてかかっていた。「どんなB級スポットかたしかめてやれ」と思って入ってみたら、なんだか圧倒されてしまう充実度で嘔吐、失禁、脱糞してしまった。B級どころの騒ぎではない。北原照久氏恐るべしである。

建物は1、2号館とレストランに分かれており、2号館には芸能雑誌やレコードのコレクションが展示されている。

その圧倒的展示量のせいで見学のペース配分が分からず、観るのが駆け足になってしまい、2号館を観た後また1号館に戻る“二度見”をしてしまった。ここはリアルタイプまんだらけか?普段、ブリキのおもちゃなどにはそんなに思い入れがないこの俺だが、今回のようにどかっと差し出されると、古いおもちゃのチープなディティールを通して過去へのロマンみたいなものが立ち上がってくる。

年末の忙しいときに18きっぷの旅をねじ込んでしまったため(あと1回年内に消化しなくてはいけないかな)、厳しい行程の薄い旅になるところだったが、おもちゃミュージアムはけっこうな収穫だった。午後1時過ぎには帰りの電車に乗った。それでも帰宅は4時過ぎだよ。箱根は遠いな。