ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

UZA

 

11月にふたつのライヴ盤ビッグ・タイトルが出る。俺ことワタクシがさいたまスーパーアリーナまで観に行ったことで有名な、AC/DCの、同じツアーからの音源。そして、沢尻エリカさまが観覧されたことで有名な、レッド・ツェッペリンの再結成ライヴ。

どちらもネット通販の予約を済ませた。ツェッペリンの方、『祭典の日(奇跡のライヴ)』は、エディションがいろいろあって、コレクター心理が作用してか、ついブルーレイと、さらにDVDが付いた仕様を頼んじゃった。でも冷静になって考えると、映像ディスクっていらないような気が…観たいは観たいんだけど、所有する意味ってあんのかなー。残りの人生、家でフル・サイズのライヴ映像とじっくり向き合って鑑賞する機会が何回あるのか?だいいち俺、ブルーレイのプレーヤー持ってないじゃんか!パソコン買い替えんときに導入すんのかな。CDだけの仕様を買って、映像は劇場でやるから、それを観に行けばよかったような。映画館の入場料とかそこまでの電車賃とかの差し引きは置いといて。「予約キャンセルすれば?」って?タワーで予約したんだけど決済が別だから出来ないっつうか、できるかもしんないけどメンドクサイんだよ。つうか、そんな俺の事情どうでもいいよね!だいたいポイント使ったら支払い額は1,000円いかなかないんだからどっちでもいいよ。

今回の問題はそこではなくて、AC/CDもツェッペリンも、輸入盤で予約したんだよ。それ自体は珍しいことでもない。ただ俺は、昔から思い入れのある洋楽アーティストのCDは日本盤、国内盤で買ってたんだよ。作品の流れを変えてしまうボーナス・トラックについてはまあ賛否あるとして、ライナー・ノーツとか訳詩ね。あれをちゃんと読んで音に向き合いたかった。そんな、国内盤で買う意味をまったく見出せなくなったのは、itunesで音楽を聴くようになてからDEATHね。聴く度にCDを手に取らないから、ライナーなんか見ないんだよ。最初の頃は圧縮してPCに取り込んでいて、とりあえずの代用って感じもあった。でもHDDが大容量で、しかも安価になってくるとロスレスで取り込むようになって、AppleロスレスとCDそのものの音質さなんて、よほどの音響マニアでハイエンド機器を導入しない限り、分かんないんだよね。だから音楽の再生はCDプレーヤーではなくPCで、音そのものだけが入手できればいいのなら国内盤で買わなくなる。輸入盤との価格差を埋める価値を失ってしまうのだ。そこに1,000円くらいの付加価値はないんだよ。ピンク・フロイドのボックスなんてちょっと酷かったなあ。

国内盤を輸入盤の、あまりにもな価格差。そこで出てくる問題はCDの再販制度で、そこにはもはやデメリットが多く目に付くが、メリットというか存在する理由に関してもまあちょっと分からないわけではない。でもそんな業界の内情は、目の前にある商品を手に取るか取るまいか(ポチっとするか)、国内盤を買うか輸入盤を買うか検討している一消費者には関係ないわけで、2,500円の国内盤を買うか1,500円の輸入盤を買っちゃうよなあ。再販制度に関しては、あまり風呂敷を大きく広げると収拾がつかなくなるのでここらへんで畳むけど、音楽ソフトが売れていた時代ならまだしも、今となってはもう完全に疲弊しているシステムだし、もうちょっとメスを入れてもいいんじゃないかと思うんだよねえ。

Live at River PlateLive at River Plate

(2012/11/20)

Ac/Dc

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Celebration DayCelebration Day

(2012/11/19)

Led Zeppelin

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(2012/11/20)

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