ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

ビート・イット・オン・ダウン・ザ・ライン

“そめけん”

そめけんとは、小学生では同じクラスになったことあったかな?忘れた。なっていなくても、互いの存在は認識していた。中学校一年で同じクラスになり、プラモデルや、ジャッキー・チェンらの香港映画、スターウォーズなどのSF洋画などで意気投合し、かなりべったりで遊んでいた。どのくらいべったりかというと、ある日そめけん宅へ遊びに行ったたら、2階のベランダで布団を干していたお母さんに「そんなにずっと一緒に遊んでいると勉強が疎かになるから遊ばせない!」と怒られるほどだった。

かなりプラモデル作りに入れ込んでいた二人。タミヤの1/35兵士プラモデルを改造し、俺は“左腕にサイコガンを持つ男”コブラを、そめけんは“酔拳のポーズ”をとる、ジャッキーチェンを作って、常連として通っていたインバ模型に飾ってもらった。中学一年生にしては俺もよく頑張ったと思う。しかし、そめけんはさらにその上をいき、名作として名高いタカラの1/24スコープドッグを改造して、降着ポーズととらせることに成功してしまった。それをまた、インバ模型のショーウインドに飾ったのである。ホビージャパンを毎月読み漁っては、載っている作例と同じような改造をしようと妄想し、未完成品ばかりが増えていく俺を尻目に、そんな改造キットをそめけんは完成させていた。細かい出来栄えは思い出せないが、とにかく直立姿から降着ポーズに可動し変化するのだ。

その後、そめけんと俺に、“大阪帰りの転校生”わじんが加わり、しばらくは見事なトライアングルを形成し遊んでいた。わじんに関して、詳細はまた今度触れるとして、しばらく続いていたトライアングルのバランスが崩れるときがきてしまった。いつしかそめけんの自信家っぽい部分が二人の癇に障るようになってきて、俺とわじんはそめけんと距離をおくようになる。今思えば、結託してそんなことをするのは、こちらが悪い。そうなると、表立って喧嘩こそしなかったが、そめけんは昔の仲間とつるむようになり、敵対勢力のようになって険悪な関係に変わってしまった。そめけんは以前から一貫してそめけんなので、彼が変わったのではなく、がっつり向き合って付き合える友人の容量がオーバーすると、今まで見えなかった、気に入らない部分を拾って見てしまったのだろう。

俺とそめけんは互いに口も利かないまま数年間を過ごした。それで終わるかと思われたが、我々は同じ高校に進学し、二年生で同じクラスになった際に和解。高校生の二人にはもうプラモデルの話も出なく、俺はバンド、そめけんは何だっけ?バンド人間ではなかったし、親友といった間柄には戻らなかったが、卒業まで同じクラスで、そこそこ友好な関係を保って卒業した。二十代のときに偶然、地元の駅でばったり会って、数分間立ち話をした。

とくにオチがないや…

このシリーズはあまり長く続かないようにするので…

今はなんとなく、トピックもない旧譜のレビューを書くモチベーションがないからなんだよーん。

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