「ウイラード 大島 脱退」「The Willard メンバーチェンジ」で検索して来た諸君!ご苦労。ここに目新しい情報なんてないぜ!
なので、これから2時間ほど、いんぐりもんぐり→INGRY'S→THE INGRY'S→FoolyouSという変遷を辿ったバンドについて語ろうと思うよ。
ウソだよ。
世間がiphone5の発表で騒いでいる中、ごく一部の人間に衝撃を与えたウイラードのメンバーチェンジ。「えええええっっっ!!???」つうか、予想していたといえばしていたことなんだよなあ…「マイナーチェンジうんぬん」といった、小出しの思わせぶりなアナウンスがあって、他断片的な言葉や状況諸々から推測すると、どうしても大島氏脱退にたどり着いてしまうんだよね。
そしたらやっぱそうだった…
発表されるまで、「大島脱退としたらマイナーチェンジじゃないだろ」とも思ってたんだけど。
KYOYA脱退以降、サポートドラマーを迎えて活動していた時期に停滞していた音源製作が復活したのも、大島氏加入という転機があったからだもの。
大島氏がウイラードに持ち込んだのは、賛否両論あったけど、シャッフルの感覚ね。ストレートな8ビートでも、シャッフルの刻みが入る感じで。これは大島期ラインナップ独特のノリを生み出していた。それと、KYOYA以上に“歌えるドラマー”だったこと。とくにライブでの『Sweet Bad Journey』は、サビのハモりなんか凄く良かった。この辺、これからどうするんだろう?
ハモリのコーラスをとれるのが、1人か2人かではだいぶ曲の再現性が違うんだよね。
次回、神戸公演からは新ラインナップになるので、大島氏のいるウイラードは7月に行った渋谷のライヴが見納めになってしまったわけだ。船を降りた大島氏には「今までお疲れ様」と言いたい。
で、これからサポートドラマーは酒井愁氏ということで、え?誰だ?と思って調べてみたら、ロックを中心に幅広いサポートをしているようで、バンド時代の活動は、なんと“女的~ガールティック~”、VIRUS、AIONとあるじゃありませんか。ジャパメタからヴィジュアル系黎明期。どのバンドも自分がかじっていた時期の在籍ではないので、今まで存じていなかたんだけど、ロクfをひっくり返して探したら、VIRUSの中に名前があったよ。
メンバー脱退というのは悲しいけれど、ポジティヴに捉えるなら、次回のライヴからMUTE BEAT(ダヴ)-SUPER BAD(ファンク)-ARB(めんたいロック)のギタリストとVIRUS(無国籍メタル?)のドラマーが同じバンドで演奏するなんて面白いじゃない。デスラッシュ・バンド、AIONのドラマーが叩く『The End』なんて、どんな感じか早く聴いてみたいぜ。
30周年記念のライヴ、そしていつになるのかニュー・アルバムと、旅はまだ終わらないんだから、こちとらリスナーは、迷わずにダイヴするしかないってところでしょうか。スタジオさん!以上です!
ゴールデン☆ベスト
(2012/07/18) |