ジョン・サイクス / プリーズ・ドント・リーヴ・ミー (1992)
John Sykes / Please Don't Leave Me
あのさあ、前々から、ずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと思ってたんだけどさあ、ジョン・サイクスの『プリーズ・ドント・リーヴ・ミー』って、なんかスタンダード!って感じがするんだよね。メロディが。オールディーズっぽいってことじゃないよ。オリジナル・リリースが1982年だったっけ?2012年の今となっちゃ、かなり古いけど、そーいうことでなくて。 俺の言うスタンダードっぽさって、メロディの佇まいが「まるで元々、この地球上にあったような感じ」っていうか。物凄く良い曲でも、大概は「誰々が作曲しました」的な聴こえ方をする。それを超えちゃうと、誰かが作ったように思えなくて、ずっと空気中に漂っていたのが、出現したように感じるんだなあ。
ホワイトスネイクをバカ売れさせたし、ハード・ロック・ギタリストの中でもソング・ライティングに定評のあるジョン・サイクスなわけだが、こと、この曲のメロディに関しては、カーペンターズとか、あと何?ちあきなおみの『喝采』とか、森進一の『襟裳岬』とか?そのレベルの普遍性を感じるのであーる。
プリティ・メイズ / ザ・ベスト・オブ...バック・トウ・バック (2003)
Pretty Maids / The Best Of…Back To Back
そんでもってだ、ジョン・サイクスのオリジナルより、もしかしたら有名かもしれない、プリティ・メイズのヴァージョンも好き。というか、ある意味オリジナルを超えている部分もある。アレンジはオリジナルとあまり変らないし、ギター・ソロまでほとんど同じというカヴァーなんだけど、オリジナルでフィル・リノットが全編囁くように歌っているのに対し、こちらはサビを1オクターブ上げていて、その歌い方の方がエモーショナルでいいんだよね。
プリーズ・ドント・リーヴ・ミー
(1992/12/16) |
ザ・ベスト・オブ...バック・トウ・バック
(1998/09/09) プリティ・メイズ |