ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

頬杖とカフェ・マキアート

モット・ザ・フープル / 華麗なる煽動者~モット・ライブ 

Mott The Hoople / Live-30th Anniversary Edition

モット・ザ・フープルの映画を観た勢い、つうか、輸入盤の価格変動を見てたら下がってたからって話もあるけど、ともかく、モット・ザ・フープルのライヴ盤、その30周年記念で2枚組み拡大版ってのを入手したのである。出たのは数年前だよ。オリジナルの1枚ものを既に持ってたんだけど、「これ別物!」ってぐらい違うね!

オリジナルは(ほんまのオリジナル・リリースはもちろんLPね)、ブロードウェイとハマースミスの2公演を1枚にまとめたもので、30周年版の方はそれぞれが独立して収録されている。で、聴いてみると…なんじゃこりゃオープニング曲からして違うじゃん!オリジナルは『メンフィスからの道』で始まるのに対し、30周年版はSEに続いて、導入部的にドン・マクリーンの『アメリカン・パイ』を一節。それから『ロックンロール黄金時代』になだれ込む(Disc2だとSE~『走れ!女』の流れ)。ずっと、オリジナルを聴いていたときには「端折られてるけど大まかにはこんな感じなのかなー」と思い込んでいたが、まさか一曲目から違うなんて。

そしてそして、『ロックンロール黄金時代』とともに、オリジナルではカットされていた『土曜日の誘惑』が収録されているのが嬉しい。せっかくエリアル・ベンダー在籍時のライヴなんだから、これを聴きたかった。あのマイナー・キーのイントロ。泣いてるのに暴れてる感じのギターフレーズがいい。それに、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのカヴァー『スウィート・ジェーン』は、スタジオ・ヴァージョンよりワイルドな感じで演奏してるんだなあとか、発見があったり。

CDの収録時間からして、これがホントの完全版ではないと思うんだけど、だいぶ本来のライヴに近づいていると思う。つうかモット・ザ・フープルのライヴなんて生で観たことないけど。「一応もう、持ってるし」とか、購入に二の足踏んでたんだけど、この2枚組みを聴いといてよかったよつうところですね。

前に“3055”でもこのアルバムについて書いたよ。

Live | 3055 http://www.3055.jp/disc-reviews/live-2.html

Live-30th Anniversary EditionLive-30th Anniversary Edition

(2009/01/13)

Mott the Hoople

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