プリティ・メイズ / レッド・ホット・アンド・ヘヴィ (1984)
Pretty Maids / Red, Hot And Heavy
中学校時代に、借りたLPレコードをカセットテープに録音して聴いていたタイトルを、投売りCDの中から発見して思わず買う行為…
これだから、中野ブロードウェイにはたまに足を運んで、中古CDをチェックすべきだね!近所のブックオフだとなかなかないラインナップがあるからね。ないこともないんだけど、地方度とブックオフの在庫の残念感はある程度比例すんだよなあ。つうか、ウチから中野に行ったら、交通費がCD代の何倍もかかるんだけど。まー東京散歩も兼ねてだよ。
で、プリティ・メイズの、1stフルアルバムは当時聴いていて、なんか凄かったんだよ。何だろう?切迫感というか、パワーが凝縮して爆発を起こす感じなのか。パワー・メタル的な要素、メロディとハードさ、キーボードが入ってるんだけど、ファスト&ラウド押しで。同じくらいの時期、パワー・メタルというと、実はこのプリティ・メイズよりアクセプトの方が好みで、多く聴いていたんだけど、好みを超えて評価せざるを得ない完成度というかなんというか。
アルバムを通して、ピリピリとした緊張感に支配されていて、最後まで聴くとけっこう消耗するというのはある。そう、それは中学生のときにも感じていたのかもしれない。当時は言葉に出来なかったけど、そのような感覚を覚えていたんだと思う。当時ハードな音を出すバンドはいくつも存在したし、メロディ自体は聴きやすいのに、なんでこんなにも威圧感があるのか、大人になった今考えてみると、歌声がなんか噛み付きそうなテンションなんだよね。ロニー・アトキンスのヴォーカル・スタイルが。
当時から感覚としては持っていたんだけど、やっと具体的に言えたぜ。噛み付いてきそうで怖かったのか。
Red, Hot and Heavy
(2007/01/30) Pretty Maids |