Gun / Taking on the World (1989)
Gun / Gallus (1992)
ガン / スワッガー (1994)
Gun / Swagger
1990年代に洋楽を聴いていた人の中で、“ガン”ってばんどはどのくらい知られていたんだろ??
かく言うオイラがどのくらい知っているのかというと…
アルバム『スワッガー』が出たのが1994年で、その頃バイトしていたCD屋でちょっと聴いたんだよね。そしたらけっこうカッコよくて「あ、けっこういいかも!」と思って…思って、それきりになってた…
それきりになってて、今はちょっと思い出したときに、大概の音源はAmazonとかで見つかって買える(しかも安価で)から便利な世の中だなあ!
話は戻って当時『スワッガー』だけは日本盤が出ていて、ロッキング・オンにもレビューが載っていたんだっけかな?しかし、日本ではとくに話題になった記憶もないし、周りの誰かが聴いていたなんてこともなかった。音楽性は“○○ロック”とは括れない、というか、ロックとしか言いようのない、王道といえば王道のロックで、若干U2っぽい部分、ヴォーカルのDante Gizzi は低音で押さえ気味に歌うところでボノに似ている感じがあったり、でもU2よりロックンロールの“ロール”する部分が強いような。ギター・ソロを結構ガッツリ弾いていて、ハード・ロックっぽい側面もあり、『スワッガー』ではファンク・バンド、キャメオのカヴァーもやっていたり。
オーソドックスなロックだからこそ“グランジ”とか“ミクスチャー”“ブリット・ポップ”とか、分りやすいムーヴメントに乗ってその中で一緒に聴かれなかったんかなあ?とか思ったり。日本ではそうだけど、イギリス(スコットランド、グラスゴー出身らしい)ではどんくらい売れてたのかなあ。
今回、『スワッガー』に加えて2枚、アルバムを聴いてみて、3作目の『スワッガー』が一番良い出来なんだけど、あとの2枚も水準以上というか、どれも適度にキャッチーだし、それでいてエッジも立っていて、ロールしているし、カッコいいんだよね。
当時、そしてその後出合った音楽好きな人間、誰の口からも“ガン”ってバンド名は聴くことがなかったし、う~ん、一体何なんでしょう?
つうか、お前が何なんだ?
Gallus
(1995/03/24) Gun |
Taking on the World
(1989/07/05) Gun |
Swagger
(2001/04/10) Gun |