ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

第七の予言

『ソーセージと野菜のスープ煮(183kcal)』『ピーマンのお浸し(19kcal)』『にんじんとごぼうのみそきんぴら(90kcal)』である。

『ソーセージと野菜のスープ煮』は、スープの素と水を煮立てた鍋に、玉ねぎ、にんじんを入れ、再び煮立ったところに追い討ちをかけるがごとくソーセージ、キャベツを投入。再び煮立ったら弱火にして、野菜が柔らかくなってもう降参というところまで、ネチネチ、ネチネチ…と、煮る。

初めてこの料理を作ったときは、煮詰めが弱く、まだ硬いままの野菜を泣きながら食べた。

野菜がやわらかくなったら、塩とこしょうで味を調える。先日のように、こしょうと粉だしを間違えるようなことはしないぜ。

器に盛ったあと、マスタードを添えて出来上がり。

『ピーマンのお浸し』は、前にも登場した簡単メニューである。

さて、問題は『にんじんとごぼうのみそきんぴら』だ。

いや、問題は作る作業が難しいとか、そういうことではなくて…

子供の頃は、まさか自分が『きんぴらごぼう』の類を作る日が来るとは、夢にも思っていなかったのである。一年前でもまったく思っていなかった。

半年前まではレトルトカレーや、『シーチキンかけごはん』が、料理のレパートリーだったのに、作らざるを得なくなる、必要に迫られると、人間案外できるもんですね。書店で、“男の料理本”的なものを立ち読みしては、「こういうのをぱぱっとできたら超カッケ~なぁ~」とか思っていたが、思っているだけで重い腰が上がらなかった。しかし急遽、不本意ながらこんな形で作るハメになるとは。不本意、超不本意。必要に迫られてやりはじめたからか、イケてる要素がない。

で、この『きんぴらごぼう』は、醤油ベースではなく、みそをベースにしているのがミソ。

醤油ベースでしっかり煮込むと、塩分が高くなってしまうのでみそベースなのだそうな。作り方は意外と簡単だった。

鍋にごま油と赤唐辛子を入れて、にんじん、ごぼうを細切りにしたものを投入し、中火で炒める。追って酒とだし汁、みそを入れ味をなじませ、最後に白ごまを入れて完成。

…うう、自分で作ったきんぴら、超うめえ…でも、なんか切ねえ。