え?あ、まだヘキサゴンファミリーには加入できてないよ・・・
サード・イヤー・バンド / 錬金術 (1969)
Third Ear Band / Alchemy
うおぁ~、サード・イヤー・バンドだよん。
何が私をそうさせたのか・・・
全編インストゥルメンタルで、ジャケットからイメージされるとおり中世、中近東の風景を連想させるインプロヴィゼーション的な演奏が淡々、延々と続くわけだ。
“Electric Acid Raga”とか呼ばれていたらしい。
曲のタイトルにも“ラーガ”とか“エジプト”とかの言葉が出てくるけど、実際に使用されている楽器はチェロとかヴィオラとか、西洋の楽器がほとんどなのだ。中近東っぽいのはハンド・ドラムとかインドのタブラぐらいかな?
まあそこら辺のズレ、中近東っぽいけど使っている楽器が違うとゆう気持ち悪さがバンドの特色になっているのかもね。
そしてワールド・ミュージックじゃなくてロックだということがキモい・・・じゃなくて、キモ。
オカルティックかつミニマル、イマジネイティヴな音楽なんだけど、自分には空間が広がっていくような気持ちよさがちょっと感じられないので、この世界の中に入り込めるか、トリップできるかとゆうと自分としてはちょっとキビシかったな。
で、手元にあるのは'91年にCD化されたモノなんだけど、たしか自宅近くの新星堂で買ったんだよな。
当時は外資系の店が近所に進出してくる前だったし、都心でもない新星堂にこんな物が置いてあったのだ。
たしかこのタイトルを含む、EMIから出たプログレ・シリーズでまとまって専用什器に並んでたのかな。
コックニー・レベルとか、ホークウインド、ザ・ムーヴとか・・・
しかしあれだな、持っているCDの発売日(再発年)を見てみると、ピンク・フロイドの『狂気』より、ストーンズの『スティキー・フィンガーズ』より先にこのサード・イヤー・バンドを買っていて、そりゃ明らかに順番が違うだろ!ってゆう塩梅ですね。
「どんどん掘り起こすぞ!発掘するぞ!」と思っていた時期だけど、これは本を参考にしたわけでもなく、店頭で見つけてジャケとオビの文句だけ見て衝動買いしたんだが・・・何故これにしたんだろう。
きっと、第3の耳で何か神秘の扉を開きたくなっちゃったんだろうねえ。
あ、あとね、なんか検索してたらたまたま飛んで来ちゃった・・・てゆう音楽に詳しい人ね、こちとらだいたいのモヤっとした感じで書いてるだけだから何もツッコムんじゃねえぞ。
お、お、お、俺はイソップじゃねえ!!
錬金術(紙ジャケット仕様)
(2003/12/17) サード・イアー・バンド |
Alchemy/Elements
(2009/06/01) Third Ear Band |