ジェフ・ゴールドスミス日記

ファッションとグルメ以外のこと。

わたし・ドリーミング

ジミ・ヘンドリックス / バンド・オブ・ジプシーズ (1970) / ライヴ・アット・ザ・フィルモア・イースト (2000)

Jimi Hendrix / Band Of Gypsys / Live At The Fillmore East

ジミヘンがバディ・マイルス、ビリー・コックスと組んだバンド・オブ・ジプシーズが残したライヴ盤は、収録曲が6曲、しかもまったりと長いインプロヴィゼイションや掛け合いが続いて、ジミが存命時に発表されたアルバムの中では少しキビシイ位置付けに捉えていたのだが、1999年に発表された『ライヴ・アット・ザ・フィルモア・イースト(Live At The Fillmore East)』でCD2枚組、全16曲とゆう形態でこのコンサートの概要がさらに分かるようになり、自分がジプシーズに抱いていた印象も少しだけ変わることとなった。

バンド・オブ・ジプシーズは1969年12月31日から1970年1月1日にかけて、フィルモア・イーストで1日2回、計4の公演を行っており、本作は4つの公演からのテイクが混在しており、これが完全版とゆうことではない。さらに『Band Of Gypsys』とのテイクの重複も1曲とカット部修復ヴァージョンが1曲なので、単に『バンド・オブ・ジプシーズ』の拡大版が『ライヴ・アット・ザ・フィルモア・イースト』とゆうことでもない。・・・ん~複雑・・・ってゆうか括弧の中が長い!)

『イザベラ(Izabella)』や『ヴードゥー・チャイド (スライト・リターン) (Voodoo Child (Slight Return))』などの派手な演奏が入っているからと言えばそれまでだが、エクスペリエンスより手数の少ないリズム隊だけに、やはりこちらの構成の方がアルバム『バンド・オブ・ジプシーズ』より全体のバランスが良い。

Disc-2の冒頭、司会者のアナウンスに乗って『Auld Lang Syne』(日本でいう『蛍の光』ね!)が流れ出す。

それに続き、バンドが生でこの曲を演奏する。

蛍の光』のジミヘン・ヴァージョン。

そしてそのまま次の『フー・ノウズ(Who Knows)』に入ってゆく。

ここまでの流れがカッコいい。

こうやって聴くと、『フー・ノウズ』の印象もだいぶ違って聞こえる。(『バンド・オブ・ジプシーズ』のモノとはテイク自体が違っている)

前述のように“完全版”ではないが、『ライヴ・アット・ザ・フィルモア・イースト』の発表によってジプシーズのパフォーマンスと、'70年代を迎える年明けの空気がよりリアルに感じ取れるようになった。

で、何故この時期にこれを取り上げたかっつうと、これがニュー・イヤー・コンサートを収録したライヴ盤だからなんだけど・・・

関係ないけど、ぼぼぼ僕は、『紅白歌合戦』が終了して『ゆく年くる年』に画面が切り替わる瞬間が最高に好きですね!

ほわっちょほわっちょ!!

Band of Gypsys - Machine Gun 1